HHKB Pro JP の変換/無変換の凸形キートップの自作

Happy Hacking Keyboard Pro JP の変換/無変換キートップの形状が凹形になっていて、親指で押す際に角があたって違和感を感じるので、
凸形キートップを自作することに。

キートップの形状について

一般的な変換/無変換のキートップは親指で押すことを想定してか凸形をしているものが多いですね。
一般的な(?)キートップとの比較

ちないに “JIS Z 8514 — 人間工学-視覚表示装置を用いるオフィス作業-キーボードの要求事項” によると、

6.2.11 キートップ形状 英数字,カーソル,数字ゾーンにおける標準の大きさのキーのキートップは,凹形かフラット形でなければならない。スペースキーはフラット形か凸形がよい

との記述はあるが、変換無変換については記載ないようです。

材料とか

  • 生け贄になるキートップ — 東プレ REALFORCE 交換用キートップを使用
  • パテ
  • レジンキャスト — ハイキャスト 2Kgセット ブラック 平泉洋行
  • サーフェイサー
  • 油粘土やらシリコーンバリアやらなんやかんや…
  • その他各種工具類…

原型製作

HHKB や REALFORCE はシリンドリカルステップスカルプチャで各段毎にキーの形状がだいぶ異なるので
生け贄にするキートップはキー最下段の中から、
さらに、使用頻度が低い… というか無くても困らないアプリケーションキーを生け贄にチョイス。

パテを盛って整形した後、キートップの表面加工を。
キートップ表面のつや消し加工は、サーフェイサーを吹いて乾く前にブラシで叩いて再現。
(写真ではわかりづらいですが。)

完成した原型

複製

シリコン型取りからレジンキャストでの複製の細かい方法は専門の記事にお任せします。
レジンキャスト 複製 - Google 検索

プランジャーに挿さる軸の部分が細かくて気泡が出来やすいので、原型製作時点で穴を塞いだりとかなんだとかしたほうが良かったのかも…
(写真撮り忘れ)

失敗した物とか

シリコン型
上部の湯逃げは最初2本だけでやったら本体に大きな気泡ができたのでこれでもかと追加。
ゲートもだいぶ太くしてどうにかそれっぽいものができましたが、
それでも軸の部分には気泡ができてしまいました。
(たい焼き型にして、気泡抜いてから張り合わせたほうが良かったかも。)

完成

一応完成品

色味が若干異なるけど、まぁ許容範囲かなと。
装着したところ